ガス燃焼ユニット水素燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-H」
LNG燃料タグボート、LNGバンカリング船などで稼働実績のあるガス燃焼ユニット「MECS-G(メックス ジー)」の水素燃料対応版が「MECS-H(メックス エイチ)」です。温暖化対策に有効な次世代燃料として期待される水素利用において、水素燃料船で発生する水素ガスを安全かつ適切に燃焼することができます。 可燃ガスの大気放出はIGFコード*1によって禁止されています。「MECS-H」は、一般社団法人 日本舶用工業会*2の新製品開発助成事業として、公益財団法人 日本財団*3の助成を得て製品開発しました。
- 1 IGFコード:I Code Of Safety for Ships Using Gases Or Other Low-Flash PointFuels(国際ガス燃料船コード、日本語に直訳するとガス燃料及び低引火点燃料を使用する船舶の安全に関する国際規則)。LNG燃料船に適用される国際基準。
- 2 一般社団法人 日本舶用工業会:http://www.jsmea.or.jp/
- 3 公益財団法人 日本財団:https://www.nippon-foundation.or.jp/
仕様
- 処理燃焼量
- 水素(H2)10~415 kg/h
- 計画ガス圧力
- フリーフロー*4~1.0MPaG
- 計画排ガス温度
- 450℃(高温トリップ:535℃)
4 タンクから出てくるガス圧のまま供給すること
特徴
- タンク内の水素ガス(蒸発ガス H2)を安全に燃焼処理
- 掃気やタンクへの燃料出し入れの際に押し出される不活性ガス(N2)混じりの水素ガス(H2)を燃焼処理