大型LNGタンカーを動かす主機ボイラ用バーナから、船内・熱源などに用いる補助ボイラ用バーナ、焼却炉、スラッジ処理装置まで豊富な納入実績。省エネ・環境性能にすぐれた製品とグローバルなサービスネットワークで、安全かつ効率的な海上輸送を支えています。
LNG(液化天然ガス)燃料タグボート、LNGバンカリング船(船舶燃料供給船)などで稼働実績があるボルカノ ガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」、各種燃料への対応を進めています。現在、LNG燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-G(メックス ジー)」、アンモニア燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-N(メックス エヌ)」、水素燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-H(メックス エイチ)」を発売し、多くのお問合せをいただいています。
可燃ガスの大気放出はIGFコード※1によって禁止されており、次世代燃料利用において重要な役割を果たす装置として注目されています。
※1 IGFコード: |
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ガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」のLNG燃料対応版が「MECS-G(メックス ジー)」です。 LNG(液化天然ガス)燃料船、LNGバンカリング船(船舶燃料供給船)などにおいて、LNGタンク内で発生する蒸発ガス(BOG = Boil Off Gas)と、バンカリングやメンテナンス作業時に実施するガスフリーで発生する不活性ガス混じりの蒸発ガスは、環境負荷が低い方法で安全に処理することが必要です。 蒸発ガスの主成分「メタン(CH4)」の地球温暖化係数は二酸化炭素(CO2)の25倍であり、ガス燃料船に対する国際基準であるIGFコード※1はこの可燃ガスの大気放出を禁止しています。 蒸発ガスを処理する手段の一つとして、「MECS-G(メックス ジー)」によって蒸発ガスを燃焼処理させることにより、メタンガス大気排出ゼロ、環境負荷軽減に貢献します。
※1 IGFコード: |
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LNG燃料タグボート、LNGバンカリング船などで稼働実績があるガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」のアンモニア燃料対応版が「MECS-N(メックス エヌ)」です。 温暖化対策に有効な次世代燃料として期待されるアンモニア利用※2において、アンモニア燃料船で発生するアンモニアガスを安全かつ適切に燃焼することができます。 可燃ガスの大気放出はIGFコード※1によって禁止されています。 「MECS-N」は、一般社団法人 日本舶用工業会※4の新製品開発助成事業として、公益財団法人 日本財団※3の助成を得て製品開発しました。
※1 IGFコード: |
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※2 アンモニア: |
アンモニアは天然ガスや再生可能エネルギー等から製造することが可能であり、燃焼してもCO2を排出しないため、温暖化対策に有効な燃料の一つとされています。さらに、アンモニアは、水素キャリアとしても活用でき、水素と比べ、既存インフラを活用することで、安価に製造・利用できることが特徴となっています。
(資源エネルギー庁「エネルギー白書2021」引用) |
※3 公益財団法人 |
日本財団: https://www.nippon-foundation.or.jp/ |
※4 一般社団法人 |
日本舶用工業会: http://www.jsmea.or.jp/ |
ボルカノ ガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」の水素燃料対応版が「MECS-H(メックス エイチ)」です。 温暖化対策に有効な次世代燃料として期待される水素利用において、水素燃料船で発生する水素ガスを安全かつ適切に燃焼することができます。 可燃ガスの大気放出はIGFコード※1によって禁止されています。 「MECS-H」は、一般社団法人 日本舶用工業会※3の新製品開発助成事業として、公益財団法人 日本財団※2の助成を得て製品開発しました。
※1 IGFコード: |
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※2 公益財団法人 |
日本財団: https://www.nippon-foundation.or.jp/ |
※3 一般社団法人 |
日本舶用工業会: http://www.jsmea.or.jp/ |