2025年1月 ボルカノのカーボンニュートラル宣言
国際海運「2050年頃までにGHG排出ゼロ」目標を受けて、ボルカノは下記の宣言をします。
・ゼロエミッション船等関連舶用機器の生産能力
2040年生産台数:150台/年
2048年生産台数:350台/年
・2050年以前のカーボンニュートラル達成
世界シェア45%を目指し、2048年までにカーボンニュートラルを達成します。
このトピックスのページには、ボルカノ株式会社の主な出来事などを順次掲載していきます。
国際海運「2050年頃までにGHG排出ゼロ」目標を受けて、ボルカノは下記の宣言をします。
・ゼロエミッション船等関連舶用機器の生産能力
2040年生産台数:150台/年
2048年生産台数:350台/年
・2050年以前のカーボンニュートラル達成
世界シェア45%を目指し、2048年までにカーボンニュートラルを達成します。
2024年8月23日 商用利用を前提とした世界初のアンモニア燃料船であるアンモニア燃料タグボート「魁」※1(日本郵船株式会社様が発注、京浜ドック株式会社様が改造工事)が竣工しました。
今後「魁」は、日本郵船グループの株式会社新日本海洋社様によって東京湾での曳船業務に従事しながら3ヵ月間の実証航海を実施される予定です。
「魁」にはアンモニアガスを安全かつ適切に処理するために、ボルカノ アンモニア燃料船用ガス燃焼ユニット MECS-N25※2を搭載いただいています。
※1 「魁」
前身であるLNG燃料タグボート「魁」は15年8月、当時日本で初めてのLNG燃料船として竣工しました。
約8年に渡り東京湾で曳船業務に従事した後、23年10月にLNG燃料船からアンモニア燃料船への改造工事のため当社グループの京浜ドック株式会社追浜工場に入渠しました。
改造工事では主機関などをアンモニア燃料仕様のものに換装し、燃料アンモニアを使用した海上航行試験を行い、本日竣工を迎えました。
「LNG燃料船であった時と同様にアンモニア燃料船の先駆けとして活躍してほしい」という願いから、本船は「魁」の名前を引継いでいます。
(日本郵船株式会社様 2024年8月23日プレスリリース「アンモニア燃料タグボート「魁」が完成」より引用)
※2
LNG燃料タグボート、LNGバンカリング船などで稼働実績があるガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」のアンモニア燃料対応版が「MECS-N(メックス エヌ)」です。
温暖化対策に有効な次世代燃料として期待されるアンモニア利用において、アンモニア燃料船で発生するアンモニアガスを安全かつ適切に燃焼することができます。
「MECS-N」は、一般社団法人 日本舶用工業会の新製品開発助成事業として、公益財団法人 日本財団の助成を得て製品開発しました。
ボルカノ株式会社は、2024年9月3日(火)~6日(金) Hamburg Exhibition Centre and Congress Centrum で開催されるSMMハンブルク2024において、日本パビリオンブースに出展参加します。
SMM 2024
- The 31st Shipbuilding, Machinery & Marine technology international trade fare Hamburg
開催期間 2024年9月3日(火)~ 6日(金)
開催場所 ドイツ連邦共和国、ハンブルク市
会場 Hamburg Exhibition Centre and Congress Centrum
主催者 Hamburg Messe und Congress GmbH
会場規模 85,000㎡
日本パビリオン概要
1. 出品者面積:400㎡ ホールB7(ボルカノ スタンド番号は537)
2. 出品者数:27社
国際海運においては、「2050年GHGネットゼロ」を目指し、GHG削減のためのさまざまな取り組みが行われています。ボルカノは40年以上にわたり実績を積み上げてきた船舶用二元燃料(ガス/オイル)同時混焼技術にもとづき、LNG燃料に対応した製品としてガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」をLNG(液化天然ガス)燃料タグボート、LNGバンカリング船(船舶燃料供給船)などに納めてきました。
SMM2024では、「MECS-GCU」のアンモニア対応版「MECS-N」および水素対応版「MECS-H」を提案します。「MECS-N」、「MECS-H」は一般社団法人日本舶用工業会の新製品開発助成事業として、公益財団法人 日本財団の助成を得て開発しました。「MECS-N」、「MECS-H」はアンモニア燃料船、水素燃料船で発生するアンモニアガス、水素ガスを安全かつ適切に燃焼処理します。ボルカノは脱炭素/低炭素社会実現に向け、次世代燃料利用に貢献していきます。
造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご来場をお待ちしております。
(写真:ガス燃焼ユニット「MECS-GCU」外観例)
ボルカノ株式会社(以下 ボルカノ)は、水素燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-H25(メックス エイチ 25)」※1を2023年11月20日発売しました。
新製品「MECS-H25」は、LNG燃料タグボート、LNGバンカリング船などで稼働実績があるガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」の水素燃料対応版です。温暖化対策に有効な次世代燃料として期待される水素利用※2において、水素燃料船で発生する水素ガスを安全に燃焼することができる「MECS-H25(メックス エイチ 25)」の水素ガス処理燃焼量は10kg/h。
一般社団法人 日本舶用工業会※4の新製品開発助成事業として、公益財団法人 日本財団※3の助成を得て、ボルカノは燃えやすい特性を持つ水素を安全に燃焼処理する基礎研究に独自で取り組み、基礎技術を確立した結果、この水素ガス燃焼ユニット(GCU)を製品化しました。
(イラスト:水素ガス燃焼ユニット「MECS-H25」)
今後予想される水素燃料船普及の動向を見定めた上で、他の処理燃焼量に対応する製品ラインナップを追加していく考えです。ボルカノはこれからも環境負荷軽減に貢献する製品をお届けしていきます。
【参考 MECS-H25 仕様概要】
製品型式(TYPE) MECS-H25
処理燃焼量 水素 10kg/h
(仕様詳細は非公開)
※1 「MECS」(登録商標)は、
Marine Evolutional Combustion System(革新的な舶用燃焼システム)の略です。
「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、この「MECS」に「ガス燃焼ユニット」を意味する「GCU」を組合せた製品名称です。
※2 水素
水素=多様な資源から製造できるため、国内での製造や、海外からの資源の調達先の多様化を通じ、我が国のエネルギー供給・調達リスクの低減に資するエネルギー
(資源エネルギー庁「水素社会実現に向けた取組」引用)
(水素=極めて可燃性・引火性の高いガス(厚生労働省「職場の安全サイト」引用)
※3 公益財団法人 日本財団
https://www.nippon-foundation.or.jp/
※4 一般社団法人 日本舶用工業会
http://www.jsmea.or.jp/
日本船舶海洋工学会「シップオブザイヤー2022」大型客船部門賞※1に三菱造船株式会社 下関造船所様建造の日本初LNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」※2が選定されました。
三菱造船株式会社 下関造船所様建造のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」には、ボルカノ製 ガス/オイル同時混焼DFバーナ「Vignis」※3を搭載頂いています。
環境負荷の低減に貢献するLNG燃料を利用する日本初のフェリー「さんふらわあ くれない」の栄えある「シップオブザイヤー2022」大型客船部門賞受賞をお喜び申し上げます。
※1 公益社団法人 日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」
毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞されています。
※2 船主: 株式会社 商船三井様
100年以上の歴史を誇る大阪―別府航路。3代目「くれない丸」は「瀬戸内海の女王」として愛された。その名を継ぎ2023年に就航した日本初のLNG燃料フェリー「さんふらわあ くれない」。
世代を超えた家族や友人が気軽に上質な船旅「カジュアルクルーズ」を体験できる。また、LNGを燃料とすることでCO2排出を約25%削減、SOxは100%、NOxは約85%削減が見込まれる。(公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」受賞船の詳細より引用)
※3 ボルカノLNG燃料船向けボイラ用ガス/オイル同時混焼DFバーナ 「Vignis(ビグニス)」は、使用するLNG燃料を、専焼/油との混焼において、40年を超えるガス/オイルDFバーナの経験・知見をもとに、最適なバーナ構造を採用することで、広い燃焼範囲の安定性、自動化による乗組員の負担軽減、省エネを実現しています。
LNG燃料フェリー
「さんふらわあ くれない」
ボルカノ株式会社(以下 ボルカノ)は、アンモニア燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-N25(メックス エヌ 25)」※1を2023年5月25日発売しました。
新製品「MECS-N25」は、LNG燃料タグボート、LNGバンカリング船などで稼働実績があるガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」のアンモニア燃料対応版です。温暖化対策に有効な次世代燃料として期待されるアンモニア利用※2において、アンモニア燃料船で発生するアンモニアガスを安全かつ適切に燃焼することができる「MECS-N25(メックス エヌ25)」のアンモニアガス処理燃焼量は70kg/h。一般社団法人 日本舶用工業会※4の新製品開発助成事業として、公益財団法人 日本財団※3の助成を得て製品開発しました。
(写真:ガス燃焼ユニット「MECS-GCU」外観例)
アンモニア(NH3)には、毒性という課題があります。この毒性に対し、「MECS-N25」はアンモニアを安全に燃焼処理し無毒化することで解決を図っています。また、掃気やタンクへの燃料出し入れの際に押し出される不活性ガス(N2)混じりのアンモニアガスを燃焼することで船内および船外へのアンモニア排出を抑制します。今後予想されるアンモニア燃料船普及の動向を見定めた上で、他の処理燃焼量に対応する製品ラインナップを追加していく考えです。ボルカノはこれからも環境負荷軽減に貢献する製品をお届けしていきます。
【参考 MECS-N25 仕様概要】
製品型式(TYPE) MECS-N25
処理燃焼量 アンモニア70kg/h
大きさ(外寸) L=2,530mm W=926mm H=2,015mm
(仕様詳細は非公開)
※1 「MECS」(登録商標)は、
Marine Evolutional Combustion System(革新的な舶用燃焼システム)の略です。
「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、この「MECS」に「ガス燃焼ユニット」を意味する「GCU」を組合せた製品名称です。
※2 アンモニア(資源エネルギー庁「エネルギー白書2021」引用)
アンモニアは天然ガスや再生可能エネルギー等から製造することが可能であり、燃焼してもCO2を排出しないため、温暖化対策に有効な燃料の一つとされています。さらに、アンモニアは、水素キャリアとしても活用でき、水素と比べ、既存インフラを活用することで、安価に製造・利用できることが特徴となっています。
※3 公益財団法人 日本財団
https://www.nippon-foundation.or.jp/
※4 一般社団法人 日本舶用工業会
http://www.jsmea.or.jp/
プレスリリースもあわせてご覧ください。
ボルカノ株式会社(以下 ボルカノ)は、ガス燃焼ユニット(Gas Combustion Unit、以下GCU)によるアンモニアガス、水素ガスの燃焼処理技術の開発を2023年4月30日に完了しました。アンモニア※1、水素など船舶の次世代燃料を安全にかつ環境に優しく使用するためには、燃料タンク内ガスによるタンク圧上昇の調整、毒性のあるアンモニア燃料の無毒化などの課題があります。ガス燃焼ユニット(GCU)はそれらの課題を解決する方法の一つに挙げられている機器です。また、船舶整備のために燃料タンクを空(から)にする際や、燃料タンク充填の際に、タンク内から押し出されてくる混合ガス(燃料ガスと不活性ガスの混合物)を周囲や大気に放出せず安全に処理する方法の一つとしてもガス燃焼装置は有効です。
ボルカノでは、燃えにくい特性を持つアンモニアをガス燃焼ユニット(GCU)で燃焼処理する基礎研究として「アンモニア混焼(油)に関する研究」を大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻燃焼工学領域赤松研究室※2と共同ですすめてきました。また、ボルカノが陸上で実績を持つ水素燃焼技術を応用して、燃えやすい特性を持つ水素を ガス燃焼ユニット(GCU)を用いて安全に燃焼処理する基礎研究にも独自で取り組みました。その結果、両GCUの基礎技術を確立できたため、公益財団法人 日本財団※3の助成を得て実施した新製品開発助成事業において、試作したガス燃焼ユニット(GCU)によるアンモニアおよび水素の燃焼処理の実現に成功しました。
※1 アンモニア(資源エネルギー庁「エネルギー白書2021」引用)
アンモニアは天然ガスや再生可能エネルギー等から製造することが可能であり、燃焼してもCO2を排出しないため、温暖化対策に有効な燃料の一つとされています。さらに、アンモニアは、水素キャリアとしても活用でき、水素と比べ、既存インフラを活用することで、安価に製造・利用できることが特徴となっています。
※2 大阪大学大学院工学研究科機械工学専攻燃焼工学領域赤松研究室
http://www-combu.mech.eng.osaka-u.ac.jp/
赤松史光先生:大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 燃焼工学領域 教授 / 博士(工学)
中塚記章先生:大阪大学大学院 工学研究科 機械工学専攻 燃焼工学領域 特任研究員 / 博士(工学)
※3 公益財団法人 日本財団
当社代表取締役社長 沖原 正章が海運・造船・舶用工業界への貢献と事績を評価をいただき、令和4年秋、黄綬褒章を受章致しました。
これもひとえに、お取引先様のご愛顧とご支援の賜物と、深く感謝致しております。
今後も全社を挙げて、メーカーとしての責務を全うし社会貢献に取り組んで参りますので、変わらぬお引き立てのほど、宜しくお願い申し上げます。
日本船舶海洋工学会「シップオブザイヤー2021」大型貨物船部門賞※1に多度津造船株式会社様建造の自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」※2が選定されました。
多度津造船株式会社様建造の自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」には、ボルカノ製 ガス/オイル同時混焼DFバーナ「Vignis-W」※3を搭載頂いています。
「CENTURY HIGHWAY GREEN」の栄えある「シップオブザイヤー2021」大型貨物船部門賞をお喜び申し上げます。
※1公益社団法人 日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」
毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞されています。
※2川崎汽船は、国際海事機関が定める2030年目標である「CO2排出効率2008年比40%改善」を上回る「同50%改善」という目標を設定した。そのアクションプランとして国内造船所建造のLNG燃料船としては初めて高圧式LNG焚き主機関を搭載した本船を実現させた。
(公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」受賞作品紹介より引用)
※3ボルカノLNG燃料船向けボイラ用ガス/オイル同時混焼DFバーナ 「Vignis-W(ビグニス-W)」は、使用するLNG燃料を、専焼/油との混焼において、40年以上のガス/オイルDFバーナの経験・知見をもとに、最適なバーナ構造を採用することで、広い燃焼範囲の安定性、自動化による乗組員の負担軽減、省エネを実現しています。
LNG燃料自動車専用船
「CENTURY HIGHWAY GREEN」
ボルカノ株式会社は、SCR(選択式還元触媒脱硝装置)用NOx還元触媒アシストシステム「MECS-CAS(メックス シーエーエス)」※1を2022年4月18日より発売開始しました。
新製品「MECS-CAS(メックス シーエーエス)」は、IMO(International Marine Organization 国際海事機関)の第3次 NOx規制※2への有効な対応手段である低圧(LP)式SCR※3を搭載した船舶用エンジンにおいて、NOx還元触媒を反応に適した状態に維持するための「触媒反応アシストシステム」(特許取得済み)です。
ボルカノ SCR用NOx還元触媒アシストシステム「MECS-CAS(メックス シーエーエス)」の特長
・触媒を反応に適した状態に維持
エンジン起動時、低負荷運転時の触媒反応をアシスト
・触媒寿命延長に貢献
酸性硫安とSOFの除去で触媒を再生し、触媒寿命延長
・尿素加水分解装置への搭載
日立造船※4・ボルカノ共同開発
LP-SCR(低圧式選択式還元触媒脱硝装置)に投入する尿素水をアンモニアに加水分解
ECA(大気汚染物質放出規制海域)外では脱硝触媒を再生
今後の技術応用
・エンジン排ガス中のメタンや新燃料であるアンモニア等の未燃分スリップの触媒処理において触媒を反応に適した状態に維持
・アンモニア燃料エンジン排ガス中のN2O※5の触媒処理において、触媒を反応に適した状態に維持
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※1 「MECS」(登録商標)は、
Marine Evolutional Combustion System(革新的な舶用燃焼システム)の略です。
「MECS-CAS(メックス シーエーエス)」は、この「MECS」に
「触媒反応アシストシステム」を意味する「CAS」を組合せた製品名称です。
※2 IMO(国際海事機関)の第3次 NOx規制:IMOでは、人体への悪影響や酸性雨等を引き起こす原因となる窒素酸化物(NOX)等、世界的な問題となっている大気汚染物質の船舶からの排出について2005年から規制(1次規制)を実施しており、その後、2016年からは3次規制を実施しています。3次規制では、大気環境の改善が必要な特定の沿岸域を指定海域(Emission Control Area=ECA)とし、1次規制値から更に 80%削減することが規定されました。
(国際機関、政府機関による説明をもとに当社が編集した注記です)
※3 SCR(選択式還元触媒脱硝装置):還元触媒により排出ガス中の硝酸化合物(NOX)を無害なN2(窒素)とH2O(水)に分解して処理する装置。
※4 日立造船株式会社
※5 N2O は、地球温暖化係数がCO2の 約300倍である温室効果ガスです。
参考 プレスリリース
災禍が続いている本年、皆様が直面されている影響・被害・ご不便に対し、心よりお見舞い申し上げます。このような時節であることから、本年9月、ボルカノ株式会社創立93周年は静かに迎えることとなりました。例年、各事業所をオンラインでつないで開催していた周年行事は、時間・方法を大幅に縮小し、大部分の社員が自宅からオンライン出席する方法をとり、密集を避けました。また、日頃より、新型コロナウイルス感染拡大防止のための行動を会社、社員が一丸となってすすめてきています。創立93周年にあたり、続いている災禍の終息、一日も早い回復を祈念しつつ、謹んでここにご挨拶申し上げます。
ボルカノ株式会社は、令和3年9月3日、創立93周年を迎えました。お引立て、ご協力を賜っております皆様に厚く御礼申し上げます。
当社は昭和3年(1928年)に創業以来、「高効率」・「省エネルギー」・「低環境負荷」・「安全」の4つをキーワードとして、昭和/平成/令和にわたって舶陸用燃焼機器、環境保全機器を提供し、豊かで快適な循環型社会創造の一翼を担ってきた燃焼エンジニアリング・メーカです。昭和3年(1928年)、創業者 沖原辨治が国産初の低圧空気噴霧式重油バーナを開発し、直ちに特許を取得して、「ボルカノ低圧式バーナ」として販売を開始しました。
燃えさかる火山のイメージから命名された製品名が現在の社名「ボルカノ」の由来です。その後、同年に「大阪重油炉製作所」として当社が設立されました。石炭を燃料として使うことが多かった時代に、石油を燃料として使うことがいずれ増えてくるとの着目に基づく製品開発でした。その実施例として、昭和6年(1931年)に陸海軍工廠、造兵廠の鍛造炉を重油炉に改装したことが挙げられます。
その後、エネルギー資源の有効活用や温室効果ガス削減等の地球環境保全にいち早く取り組み、93年間にわたり蓄積した技術と信頼でお客様のご要望にお応えしてまいりました。例えば陸上分野においては、多岐にわたる要望にお応えするため、「自家発電ガスタービン排気再燃システム」、「水素燃料の利用・水素ガスの処理=H2ロケット水素エンジン・テスト装置、水素燃焼バーナ」、「超低NOx燃焼」、「各種産業/医療廃棄物処理」、「都市ごみ焼却溶融炉」、「下水汚泥焼却溶融炉」、「有機排ガス=VOC処理」、「石油・石炭のガス化」、「化学/医薬工場の廃液・廃ガス処理」、「塩酸回収」、「硫酸回収」等の燃焼、環境対策に必要な技術を提供してきました。
さて、昨今の大きな変化を受け、当社に求められる役割がますます大きくなってきたと感じます。まずは、カーボンニュートラルです。当社は長年にわたり、燃料の変遷に応じた技術の開発に取り組んできており、石炭から油へ、油からガスへ、また水素などの新燃料へ、といった変化に対し、製品を開発・供給してきた実績があります。
また、バイオマス発電向け製品などに代表される、脱炭素につながる技術・製品にいちはやく取組み、貢献してきています。次に、物流の大部分を占める海上輸送における燃料転換の流れです。船舶においても、油からガスへ、そしてアンモニア・水素・バイオ由来といった代替燃料、二酸化炭素から燃料をつくりだすメタネーションによるメタン燃料、の利用拡大が見込まれています。これらの燃料を船内で安全に利用するための製品に注目をいただくようになってきました。例えば、LNG燃料導入に際し、LNGの主成分であるメタンはGHG(地球温暖化ガス)であり、大気排出規制の必要性が明確になってきました。これに伴い、弊社のガス燃焼ユニット(GCU)が緊急時の安全確保の手段として注目されるようになり、平成28年(2016年)の製品発売以来、お問合せが年々増加してきています。さらに、LNG燃料を環境にやさしく安全に活用するという本来の設計思想に加え、水素やアンモニアといった新燃料においても同様の使い方ができるのでは、との議論も進んでいます。
これら社会の要請に対し、前述の「高効率」・「省エネルギー」・「低環境負荷」・「安全」という4つのキーワードで、当社がお応えする時代を迎えています。持続的成長可能な老舗ブランド企業=BOSC-VOLCANO、Brand-Oriented Sustainable Company VOLCANO を目指し、常に時代を呼吸する新たな挑戦者として、社会に貢献してまいります。これからもご愛顧のほどお願い申し上げます。
川崎汽船株式会社様の自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」にShip to Ship方式により、LNG燃料が供給されました。
この燃料供給は、セントラルLNGシッピング株式会社様が保有し、セントラルLNGマリンフューエル株式会社様が運航するLNGバンカリング船「かぐや」により実施されたものです。
自動車専用船「CENTURY HIGHWAY GREEN」、LNGバンカリング船「かぐや」、両船のボイラに搭載されているボルカノ ガス/オイル同時混焼DFバーナ「Vignis-W」は、バンカリング時に必要なGCU機能を標準搭載しており、燃料タンク内のN2混じりのガスを油との混焼技術によって安全に燃焼させることにより、温室効果ガスであるメタンを大気放出せずに処理できます。
また、燃料タンク内のガスは、ボイラ燃料としても活用されます。
川崎汽船株式会社様 URL https://www.kline.co.jp/ja/index.html/
セントラルLNGシッピング株式会社様 URL https://central-lng.com/
ボルカノは、LNG燃料船の導入拡大の流れにおいて、環境負荷の低減に貢献してまいります。
LNG燃料自動車専用船
「CENTURY HIGHWAY GREEN」
Bunkering Vessel (LNG)
「かぐや」
セントラルLNGシッピング株式会社様が保有し、セントラルLNGマリンフューエル株式会社様が運航するLNGバンカリング船「かぐや」が2020年9月に竣工されましたこと、お祝い申し上げます。川崎重工業株式会社 坂出工場様で建造された「かぐや」には、ボルカノ ガス/オイル同時混焼DFバーナ「Vignis-W(ビグニス-W)」※1を搭載いただいています。
「かぐや」は、国内で稼動する初めてのLNGバンカリング船として、日本の中部地区において、Ship to Ship方式による船舶向けLNG燃料供給事業を開始しています。
国際海事機関(IMO)が設定する2050年までの温室効果ガス(GHG)排出量半減目標を達成するために、今後、LNG燃料船の増加が見込まれています。
全 長 :81.7メートル
全 幅 :18.0メートル
総トン数:4,044トン
LNG積載容量 :3,500m3
セントラルLNGシッピング株式会社様 URL https://central-lng.com/
※1 ボルカノLNG燃料船向けボイラ用ガス/オイル同時混焼DF(Dual Fuel=二元燃料)バーナ 「Vignis-W(ビグニス-W)」は、ボルカノ「Vignis(ビグニス)」のワイドレンジ仕様で、燃焼量の範囲を広く確保することで、GCU(ガス燃焼ユニット)の機能をより大きく果たすとともに、通常燃焼時の燃焼量を抑えることでCO2削減への貢献を実現しています。
Bunkering Vessel (LNG)「かぐや」
泉汽船株式会社様RORO船(※1)「神泉丸」がこのたび就航されましたこと、お祝い申し上げます。
「神泉丸」は2020年8月就航、北海道・仙台・東京・清水・名古屋航路を航行するRORO船です。
全長:174.95m
総トン数:14,054トン
車両積載台数:トレーラー154台、商用車250台、ロールペーパー2,000本
「神泉丸」には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 「ビルコン-X」(※2)を搭載いただいております。
泉汽船株式会社様 URL http://www.izumikisen.jp/
※1 RORO船
Roll-On Roll-Off船の略。
トラックやトレーラー等の車両をそのまま運搬することができる貨物船。
※2 廃油・ビルジ濃縮装置 「ビルコン-X」
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、ビルジ処理水を全く海中へ排出しない完全クローズドシステムにより、環境負荷削減にも貢献します。
RORO船「神泉丸」
日本船舶海洋工学会「シップオブザイヤー2019」大型客船部門賞※1に太平洋フェリー株式会社様カーフェリー「きたかみ」※2が選定されました。
太平洋フェリー株式会社様カーフェリー「きたかみ」(三菱造船株式会社様にて建造)には、ボルカノ製 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」※3を搭載いただいています。
「きたかみ」の栄えある「シップオブザイヤー2019」大型客船部門賞受賞をお喜び申し上げます。
※1 公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」
毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞されています。
※2 カーフェリー「きたかみ」(公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」受賞作品紹介より引用)
仙台苫小牧航路に就航した新造船。客室は大部屋を廃止して個室を大幅に増やすともに、個室以外はカプセルタイプの寝台とし、プライバシーの確保と機能性の向上を実現。
先代「きたかみ」とほぼ同サイズでありながら、同一船速条件で10%以上の大幅な省エネルギーとCO2排出量削減を実現させた。
※3 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、ビルジ処理水を全く海中へ排出しない完全クローズドシステムにより、環境負荷削減にも貢献します。
カーフェリー「きたかみ」
日本船舶海洋工学会「シップオブザイヤー2019」作業船・特殊船部門賞※1に株式会社商船三井様LNG燃料タグボート「いしん」※2が選定されました。
株式会社商船三井様LNG燃料タグボート「いしん」(金川造船株式会社様にて建造)には、ボルカノ製 LNG燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU」※3を搭載いただいています。
「いしん」の栄えある「シップオブザイヤー2019」作業船・特殊船部門賞受賞をお喜び申し上げます。
※1 公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」
毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞されています。
※2 LNG燃料タグボート「いしん」(公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」受賞作品紹介より引用)
国内初のIGFコードに準拠し環境負荷を低減したLNG燃料タグボート。
LNG燃料タンクを脱着可能にすることで、燃料供給時および整備点検時の作業時問短縮を可能にした。
タグボートに必要なパワーとスピードの両方を兼ね備えるためのデュアルフューエルエンジンを搭載し、故障予知や機器不具合の早期検知システムで、安全運航強化を実現している。
※3 LNG燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU」
LNG燃料船で発生する蒸発ガス(BOG = Boil Off Gas)を燃焼させることにより、「メタン(CH4)」ゼロ対応、環境負荷軽減に貢献します。
LNG燃料タグボート「いしん」
東海汽船株式会社様 新造大型客船「さるびあ丸」がこのたび就航されましたこと、お祝い申し上げます。
「さるびあ丸」は2020年6月就航、主に東京~大島〜利島〜新島〜式根島〜神津島航路、夏季の東京湾納涼船として運航する大型客船です。
全長:118.0m
全幅:17.0m
総トン数:6,099トン
航海速力:約20.0ノット
旅客定員:1,343名 (指定席は733席)
デザイン:野老朝雄氏 (美術家)
「さるびあ丸」には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X(※1)を搭載いただいております。
東海汽船株式会社様 URL https://www.tokaikisen.co.jp/
新造大型客船「さるびあ丸」
※1 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、ビルジ処理水を全く海中へ排出しない完全クローズドシステムにより、環境負荷削減にも貢献します。
阪九フェリー株式会社様カーフェリー「やまと」がこのたび就航されましたこと、お祝い申し上げます。
「やまと」は2020年6月就航、新門司~神戸航路を航行するカーフェリーです。
全長:195m
全幅:29.6m
総トン数:約16,300トン
航海速力:約23.5ノット
旅客定員:663名
車両積載台数:8.5mトラック/約277台、乗用車/約188台
「やまと」には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X(※1)を搭載いただいております。
阪九フェリー株式会社様 URL https://www.han9f.co.jp//
※1 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、ビルジ処理水を全く海中へ排出しない完全クローズドシステムにより、環境負荷削減にも貢献します。
津軽海峡フェリー株式会社様カーフェリー「ブルールミナス」がこのたび就航されましたこと、お祝い申し上げます。
「ブルールミナス」は2020年6月就航、青森~函館航路を航行するカーフェリーです。
全長:約144.13m
全幅:23.0m
総トン数:約8,800トン
航海速力:約20.0ノット
旅客定員:583名
車両積載台数:12mトラック/70台、8mトラック/1台、乗用車/30台
「ブルールミナス」には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X(※1)を搭載いただいております。
津軽海峡フェリー株式会社様 URL https://www.tsugarukaikyo.co.jp//
カーフェリー「ブルールミナス」
※1 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、ビルジ処理水を全く海中へ排出しない完全クローズドシステムにより、環境負荷削減にも貢献します。
阪九フェリー株式会社様カーフェリー「せっつ」がこのたび就航されましたこと、お祝い申し上げます。
「せっつ」は2020年3月就航、新門司~神戸航路を航行するカーフェリーです。
全長:195m
全幅:29.6m
総トン数:約16,300トン
航海速力:約23.5ノット
旅客定員:663名
車両積載台数:8.5mトラック/約277台、乗用車/約188台
「せっつ」には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X(※1)を搭載いただいております。
※1 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、ビルジ処理水を全く海中へ排出しない完全クローズドシステムにより、環境負荷削減にも貢献します。
栗林商船株式会社様RORO船(※1)「神珠丸」がこのたび就航されましたこと、お祝い申し上げます。
「神珠丸」は2019年12月就航、北海道・仙台・東京・大阪航路を航行するRORO船です。
全長:174.95m
総トン数:14,052トン
車両積載台数:13mトレーラー150台、商用車250台、ロールペーパー2,000本
「神珠丸」には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X(※2)を搭載いただいております。
栗林商船株式会社様 URL https://www.kuribayashishosen.com/
※1 RORO船
Roll-On Roll-Off船の略。
トラックやトレーラー等の車両をそのまま運搬することができる貨物船。
※2 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、ビルジ処理水を全く海中へ排出しない完全クローズドシステムにより、環境負荷削減にも貢献します。
RORO船「神珠丸」
ボルカノ株式会社は、LNG燃料船向けボイラ用ガス/オイル同時混焼DFバーナ 新型「Vignis(ビグニス)※1」を2019年9月5日より販売開始しました。
LNG(液化天然ガス)燃料船向けボイラ用ガス/オイル同時混焼DF(Dual Fuel=二元燃料、ここではガスとオイルの2種類を意味しています)バーナ「Vignis(ビグニス)」は、ガス専焼、オイル専焼だけでなく、ガスとオイルを同時に燃焼(混焼による連続燃焼可能)させることが可能です。混焼可能とすることで、LNG燃料タンクで発生した蒸発ガス(BOG=Boil Off Gas)のボイラ燃料としての有効活用が図れます。混焼時でも安定した燃焼を実現しており、燃料の切り替えも自動で円滑にできることから、お客様の状況に応じた専焼/混焼の選択が容易で、ヒューマンエラー防止に役立ちます。
新型「Vignis(ビグニス)」では、実際のLNG燃料船建造計画からのご要望に基づき製品構成、型式表記を一新しました。GCU※2モードを標準搭載しており、「Vignis(ビグニス)」を搭載したボイラをGCU(ガス燃焼ユニット)として使用することができます。また、より多くの蒸発ガスを処理することができる「ワイドレンジ型仕様」を新たに設定しました。
世界規模で厳格化されていく排出ガス規制への対応でもある「船舶でのLNG燃料利用」においては、LNG燃料タンク内で発生する蒸発ガスを環境負荷が低い方法で安全に処理することが必要です。LNG燃料船の燃料タンク内で発生する蒸発ガスの主成分「メタン(CH4)」は地球温暖化係数が二酸化炭素(CO2)の25倍であり、ガス燃料船に対する国際基準であるIGFコード※3はLNG燃料船からの可燃ガスの大気放出を禁止しています。蒸発ガスを処理する手段の一つとしてボイラ用ガス/オイル同時混焼DFバーナの導入検討が増加してきていることが新型「Vignis(ビグニス)」発売の背景です。新型「Vignis(ビグニス)」はLNG燃料船で発生する蒸発ガスをボイラ内で燃焼させて活用することで、メタンガス大気放出ゼロを実現しており、環境負荷軽減に貢献します。
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新型「Vignis(ビグニス)」での変更点
※1 | 「Vignis」(登録商標)は、商標ボルカノの頭文字Vとラテン語ignis(炎)を組合せた造語です。 |
※2 | GCU:ガス燃焼ユニット(Gas Combustion Unit)の略。LNGを扱う船において様々な場面で発生する可燃ガス、不活性ガスが含まれる蒸発ガスを安全に処理する装置。 |
※3 | IGFコード: International Code Of Safety for Ships Using Gases Or Other Low-Flash Point Fuels(国際ガス燃料船コード、日本語に直訳するとガス燃料及び低引火点燃料を使用する船舶の安全に関する国際規則)。 LNG燃料船に適用される国際基準。 |
※4 | IGCコード: International Code for the Construction and Equipment of Ships Carrying Liquefied Gases in Bulk(液化ガスの撒積運送のための船舶構造および設備に関する国際規制)。LNG運搬船に適用される国際基準。 |
※5 | ガスフリー:LNG燃料船、バンカリング船は入渠前に可燃ガスをLNGタンク内から除去する必要があります。その際に大量の可燃ガスの処理が必要となります。 |
LNG燃料船向けボイラ用ガス/オイル同時混焼DFバーナ「Vignis」
オーシャントランス株式会社様RORO船「海王丸」がこのたび就航されましたので、お祝い申し上げます。
「海王丸」は2019年6月就航、東京-苫小牧間を結ぶRORO船です。
全長:197.5m
総トン数:13,650トン
車両積載台数:13mトレーラーシャーシ192台、乗用車200台
「海王丸」には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X(※1)を搭載いただいています。
オーシャントランス株式会社様 URL http://www.ocean-trans.co.jp/
※1 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、ビルジ処理水を全く船外へ排出しない完全クローズドシステムにより環境負荷削減にも貢献いたします。
RORO船「海王丸」
日本船舶海洋工学会「シップオブザイヤー2018」大型客船部門賞受賞※1に株式会社フェリーさんふらわあ様カーフェリー「さんふらわあ さつま」、「さんふらわあ きりしま」※2が選定されました。
株式会社フェリーさんふらわあ様カーフェリー「さんふらわあ さつま」、/「さんふらわあ きりしま」には、ボルカノ製 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」※3を搭載いただいています。
「さんふらわあ さつま」/「さんふらわあ きりしま」の栄えある「シップオブザイヤー2018」大型客船部門賞受賞をお喜び申し上げます。
※1 公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」
毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞されています。
※2 カーフェリー「さんふらわあ さつま」/「さんふらわあ きりしま」(公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」受賞作品紹介より引用)
2018年4月/8月に大阪/志布志航路に就航した新造船で、非日常の船旅を楽しめるよう「くつろぎのプライベート空間」やゆとりのあるパブリックスペースを充実させている。推進システムには、二重反転プロペラとハイブリッド推進システムを導入し、高い省エネ性能と操船性を両立させた。
※3 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置。
カーフェリー 「さんふらわあ さつま」/
「さんふらわあ きりしま」
ボルカノ株式会社は、2019年6月4日(火)~6月7日(金) にノルウェー、リレストロムで開催される国際海事展「ノルシッピング2019」に出展いたします。
ボルカノ株式会社は、LNG燃料船向けガス燃焼ユニット、新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」(GCU=Gas Combustion Unit) を2019年5月21日より発売開始しました。
新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」での変更点
◇製品サイズ構成の追加
・対応できる処理燃焼量を最大1000kg/hまで(従来は最大173kg/h)
拡大し、処理燃焼量別にラインナップを9タイプとしました。
・処理燃焼量300kg/h以上は新形状「縦型(Vertical Type:形状非公開)」を採用しました。
・処理燃焼量200kg/h以下は従来と同じく「横型(Horizontal Type)」を採用しております。
◇型式表記の変更
型式表記を処理燃焼量に合わせました(旧型では処理能力 [kw] で型式を表記)。
<例> 処理燃焼量25kg/h の場合、型式は「MECS-G25」
◇製品呼称の変更
IGFコード※1(2017年1月)後、国内で使用されるようになっている用語、表現に従い、日本語での製品呼称を「ガス燃焼ユニット」としました。
◇国際基準IGFコード、IGCコード※2 に完全準拠
38年にわたる、船舶でのガス燃焼経験に基づき、ボルカノ「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、日本初のIGFコード準拠LNG燃料船に搭載されています。
ボルカノ ガス燃焼ユニットの特徴
・LNG燃料タグボート船のような、小型船舶への船内設置実績があります。
・オイルとの混焼技術により、不活性ガス100%になるまで燃焼できます。
・ガス温度は標準の0℃からマイナス150℃(オプション)まで対応できます。
・タグボート以外にもLNGバンカリング船への採用、他の処理装置のバックアップなど、実績及び導入検討が続々と広がってきています。
・再液化や再圧縮での処理方法に比べ、電力消費が少なくて済みます。
LNG燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、2015年8月竣工のLNG燃料タグボート「魁」(さきがけ 日本初のLNG燃料船)への搭載を経て、 ボルカノが2016年3月に発売し、2019年2月竣工のLNG燃料タグボート「いしん」(日本初のIGF※1コード準拠建造船)にも搭載されており、発売以来、国内外のLNG燃料船建造計画に関わる各層各種のお客様より問合せ、ご相談をいただいてきました。
新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、実際のLNG燃料船建造計画からのご要望に基づき製品サイズ構成を追加するとともに、製品呼称、型式表記を一新しています。
製品サイズ(処理燃焼量)構成追加により、建造計画が増加しているLNGバンカリング船(船舶燃料供給船)をはじめ幅広い船種への対応が可能となりました。
世界規模で厳格化されていく排出ガス規制への対応として導入が進む船舶へのLNG燃料利用においては、LNG燃料タンク内で発生する蒸発ガス(BOG = Boil Off Gas)を環境負荷が低い方法で安全に処理することが必要です。LNG燃料船の燃料タンク内の蒸発ガスの主成分「メタン(CH4)」の地球温暖化係数は二酸化炭素(CO2)の25倍であり、ガス燃料船に対する国際基準であるIGFコードはLNG燃料船からの可燃ガスの大気放出を禁止しています。蒸発ガスを処理する手段の一つとしてLNG燃料船向けガス燃焼ユニットの導入検討が増加してきていることが新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」発売の背景であり、新型「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」はLNG燃料船で発生する蒸発ガスを燃焼させることにより、「メタン(CH4)」ゼロ対応、環境負荷軽減に貢献します。
※1 IGFコード:
International Code Of Safety for Ships Using Gases Or Other Low-Flash Point Fuels(国際ガス燃料船コード、日本語に直訳するとガス燃料及び低引火点燃料を使用する船舶の安全に関する国際規則)。LNG燃料船に適用される国際基準。
※2 IGCコード:
International Code for the Construction and Equipment of Ships Carrying Liquefied Gases in Bulk(液化ガスの撒積運送のための船舶構造および設備に関する国際規制)。LNG運搬船に適用される国際基準。
詳細については、プレスリリース、カタログをご覧ください。
*「MECS」(登録商標)は、Marine Evolutional Combustion System(革新的な舶用燃焼システム)の略です。
「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」は、ガス燃焼ユニット(Gas Combustion Unit)を意味する「GCU」を組合せた製品名称です。
LNG燃料船向けガス燃焼ユニット
「MECS-GCU(メックスジーシーユー)」
ボルカノ株式会社(以下 ボルカノ)は、2019年5月23日(木)~25日(土) 今治市にて開催される国際海事展「バリシップ2019」に出展します。また、ボルカノは、「船舶へのLNG燃料導入~大気へのメタン放出ゼロ対応~」と題したプレゼンテーションを実施します。
日本国内で導入計画が進むLNG燃料船において、ボルカノはこれまで、ガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」を日本初のLNG燃料船向けに開発/納入するなど、LNG燃料タンク内の蒸発ガスに含まれるメタンの大気放出防止に貢献してきています。その後も、国内のLNG燃料船導入プロジェクトに次々と関わり続けてきています。
また、ボルカノが37年に渡り190隻を超える納入実績を積み上げてきた船舶用二元燃料(LNG/オイル)対応バーナの技術を元に、世界初のLNG燃料自動車運搬船、世界初の新造LNGバンカリング船にガス/オイル同時混焼DF(二元燃料)バーナVignis(ビグニス)をボイラ用バーナとして次々と納入しました。さらに、LNG燃料アフラマックスタンカーのボイラにもガス/オイル同時混焼DF(二元燃料)バーナSFFGⅡ(エスエフエフジーツー)を納入しており、お客様から信頼をいただいています。
バリシップでは「きれいな海を守る」、「青い空を守る」ため、船舶へのLNG(液化天然ガス)燃料導入の際の環境負荷軽減技術を提案します。
造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご来場をお待ちしております。
また、展示会最終日の一般公開への市民のみなさまのご来場、楽しみにお待ちしております。
◇国際海事展 バリシップ2019
ボルカノ展示ブース:フジグラン今治(Fゾーン)/F-39
レプリカとパネルにて製品情報を展示
日時 2019年5月23日(木)~25日(土)
開催場所 愛媛県今治市
会場 テクスポート今治/旧今治コンピュータカレッジ/フジグラン
住所 : 愛媛県今治市東門町5-14-3
主催:UBMジャパン(株)
後援:国土交通省、(一社)日本船主協会、
日本内航海運組合総連合会、(一社)日本造船工業会、
(一社)日本中小型造船工業会、日本船舶輸出組合、
(一社)日本舶用工業会、(一財)日本海事協会、
(一社)日本海運集会所
特別後援:今治市 今治市海事都市交流委員会
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◇バリシップ2019:出展社プレゼンテーション
国際海事展 バリシップ 会場内にて開催
ボルカノによるプレゼンテーションは
2019年5月24日(金)11:00~11:30 「C-12」
セミナー会場C・・・展示会Cゾーン
(旧今治コンピュータカレッジ)2F
バリシップ2019 来場事前登録 URLリンク: https://www.bariship.com/
※出展社プレゼンテーションは、当日登録制(無料/定員50名)となっております。
直接会場へお越しください。
ボルカノ株式会社(以下 ボルカノ)は、2019年4月9日(火)~11日(木) シンガポールにて開催される展示会「Sea Asia 2019」において、日本パビリオンブースに出展参加(パネル出展)します。
また、(一社)日本中小型造船工業会、(一社)日本舶用工業会及び(一財)日本海事協会 共催の「Japanese Shipbuilding & Ship Machinery Seminar」に参加し、ボルカノは、「LNG燃料船からのメタン放出ゼロ対応」と題したプレゼンテーションを実施します。
◇展示会「Sea Asia 2019」日本パビリオンブース
Asia Pacific Maritime 2018 https://www.sea-asia.com/
日程 2019年4月9日(火)~11日(木)
開催場所 シンガポール マリーナベイサンズ
サンズ エキスポアンドコンベンションセンター
Sands Expo and Convention Centre
日本パビリオン概要
1.出展者面積:186㎡(ブース番号 B2-T01, B2-S01)
2.出品者数:31社 ボルカノは、パネル展示
◇Japanese Shipbuilding & Ship Machinery Seminar
http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/2019/singapore/
日時: 2019年4月10日(水) 11:00~19:00
ボルカノによるプレゼンテーションは
15:00(約15分間)を予定
開催場所 シンガポール マリーナベイサンズ
サンズ エキスポアンドコンベンションセンター
3階 3011、3012
※英語表記は
MARINA BAY SANDS, Sands Expo 3rd floor 3011, 3012
住所 10 Bayfront Avenue, Singapore 018956
シンガポールの造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご聴講をお待ちしております。
セミナーについては、下記URLよりご出席登録をお願いします。
出席登録 URLリンク(英語ページ): http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/2019/singapore/
プレスリリースもあわせてご覧ください。
※写真は、LNG燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」
LNG燃料船向けガス燃焼ユニット
「MECS-GCU(メックスジーシーユー)」
2019年2月27日 神戸港中突堤にて、西日本で初めてのLNG燃料タグボート「いしん」(株式会社商船三井様が発注、金川造船株式会社様が建造)の竣工引渡式が行われました。
「いしん」は、国内で初めてIGFコード※1 に準拠して建造されたLNG燃料船です。
今後「いしん」は、商船三井グループの日本栄船株式会社様によって運航を開始される予定です。
「いしん」には船内で発生するボイルオフガスを処理するために、ボルカノ ガス燃焼ユニット※2 MECS-GCU (メックス ジーシーユー)を搭載いただいています。
※1 「IGFコード」
International Code Of Safety For Ships Using Gases Or Other Low-Flash Point Fuelsの略。
天然ガス等の低引火点燃料を使用する船舶の安全確保を目的とし技術要件を定めた国際コード。
※2 「ガス燃焼ユニット」
LNG(液化天然ガス)燃料船において、燃料タンク内で気化したガス(ボイルオフガス Boil Off Gas)やバンカリング時に発生する気化ガスを安全に燃焼し、処理する装置です。LNG燃料船では、ボイルオフガス(BOG)を燃料として使用しきれない場合、焼却処理や再液化などの方法でボイルオフガスを処理する必要があります。
ボイルオフガスを安全かつ環境にやさしく処理するボルカノ製品、ガス燃焼ユニット、ガス/オイル同時混焼DFバーナ、はお客様にご好評をいただいています。
LNG燃料タグボート「いしん」
LNGタンク
LNG燃料船向けガス燃焼ユニット
「MECS-GCU(メックスジーシーユー)」
ボルカノ株式会社(以下 ボルカノ)は、2019年2月26日 マレーシア クアラルンプールにて開催される、(一社)日本舶用工業会の主催による 「MALAYSIA – JAPAN BUSINESS MATCHING FORUM 2019」に参加します。
ボルカノは、「LNG Fuel Utilization records for 37 years」と題したプレゼンテーションを実施します。
◇MALAYSIA – JAPAN BUSINESS MATCHING FORUM 2019
日時:2019年2月26日 13:30~18:00
ボルカノによるプレゼンテーションは16:00(約15分間)を予定
開催場所:マレーシア クアラルンプール
会場:インターコンチネンタルホテル クアラルンプール
※英語表記は InterContinental Kuala Lumpur
住所:165 Jalan Ampang, Kuala Lumpur 50450, Malaysia
アジアの経済発展により重要性が増す船舶及び海運の分野において、舶用機器が環境に与える負荷を軽減していきたいとボルカノは考えており、「きれいな海を守る」、「青い空を守る」ため、船舶へのLNG(液化天然ガス)燃料導入対応(製品例:LNG燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」)などボルカノが37年に渡り実績を積み上げてきた船舶用二元燃料(LNG/油)対応技術に基づく環境負荷軽減技術を提案します。
マレーシアの造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご聴講をお待ちしております。
出席登録 URLリンク(英語ページ): http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/2019/malaysia/
プレスリリースもあわせてご覧ください。
※写真は、LNG燃料船向けガス燃焼ユニット「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」
LNG燃料船向けガス燃焼ユニット
「MECS-GCU(メックスジーシーユー)」
ボルカノ株式会社(以下 ボルカノ)は、2018年11月27日 台湾 台北にて開催される、(一社)日本舶用工業会の主催による「台湾舶用工業セミナー」に参加します。
ボルカノは、「LNG燃料活用などのボルカノ環境対応技術」と題したプレゼンテーションを実施します。
◇Japan Ship Machinery and Equipment Seminar in Taiwan
日時:2018年11月27日 14:00~18:00
ボルカノによるプレゼンテーションは
16:30 B-8(約15分間)を予定
開催場所:台湾 台北
会場:リージェント台北(台北晶華酒店)
※英語表記は Regent Taipei
住所 3 Lane, 39 Sec. 2 Zhongshan North Rd.
Taipei 104, Taiwan
アジアの経済発展により重要性が増す船舶及び海運の分野において、舶用機器が環境に与える負荷を軽減していきたいとボルカノは考えており、「きれいな海を守る」、「青い空を守る」ため、船舶へのLNG(液化天然ガス)燃料導入対応(製品例:LNG燃料船向けBOG処理装置「MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」)などボルカノが37年に渡り実績を積み上げてきた船舶用二元燃料(LNG/油)対応バーナの技術を元にした環境負荷軽減技術を提案します。
台湾の造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご聴講をお待ちしております。
出席登録 URLリンク(英語ページ): http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/taiwan/register/
日本舶用工業会案内 URLリンク(英語ページ): http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/taiwan/Taiwan_seminar2018_web.pdf
プレスリリースもあわせてご覧ください。
※写真は、LNG燃料船向けBOG処理装置「MECS-GCU(メックスジーシーユー)」
LNG燃料船向けBOG処理装置
「MECS-GCU(メックスジーシーユー)」
舶用分野へのガス燃料活用が拡大してきていることに対応し、社内各部署からのメンバー参加によるプロジェクトチームを設置し、活動を開始しました。
プロジェクトチーム名: 舶用ガス関連プロジェクト
(英文名称:VOLCANO ”Maritime Gas Fuel Utilization” Taskforce)
※愛称は英文名称を基に設定した「VMGT(ブイエムジーティー)」
プロジェクトリーダ : 開発部開発課 石丸久志(いしまる ひさし)課長
プロジェクトメンバー: 開発部、燃焼機事業部(営業課、舶用機械課、産業機械課)、
システム制御部、生産本部(管理課、調達課)東京営業所、
から上記リーダを含め合計9名が参加
活動内容 : LNG(液化天然ガス)燃料船でのボイラ用バーナへの
ガス燃料活用、ガス燃料タンクから発生する余剰ガス処理、
など、舶用分野へのガス燃料活用における課題解決提供、
お客様から増加しているガス燃料活用に関する質問への対応、
お客様へのガス燃料活用説明、活用方法具体化の相談
LNG燃料船へのガス関連製品導入時の燃焼条件設定/調整/試運転
プレスリリースもあわせてご覧ください。
LNG船向け主ボイラ用オイル/ガス
コンビネーションバーナ
「SFFGII(エスエフエフジーツー)」
日本船舶海洋工学会「シップオブザイヤー2017」大型客船部門賞受賞※1に新日本海フェリー株式会社様カーフェリー「あざれあ」※2が選定されました。
新日本海フェリー株式会社様カーフェリー「あざれあ」(三菱重工業株式会社様=現三菱造船株式会社様にて建造)には、ボルカノ製 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」※3を搭載いただいています。
「あざれあ」の栄えある「シップオブザイヤー2017」大型客船部門賞受賞をお喜び申し上げます。
※1 公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」
毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞されています。
※2 カーフェリー「あざれあ」(公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」受賞作品紹介より引用)
2017年6月に小樽~新潟航路に就航した代替新造フェリー。従来船に比べて航海速力のアップと燃料消費量の削減を達成するため、最新省エネ船型や近接2軸推進システムに加え、三菱空気潤滑システム(MALS)等の高効率推進システムを採用して、船体抵抗の低減と推進効率向上を達成している。
※3 廃油・ビルジ濃縮装置「ビルコン-X」
船舶から発生する廃油・ビルジを効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。また、水分だけを蒸発させることで、ビルジ処理水を全く船外へ排出しない完全クローズドシステムを実現しており、環境負荷削減にも貢献いたします。
カーフェリー「あざれあ」
2018年4月11日(水)~13日(金) 東京ビッグサイト 東5・6ホールで開催される、Sea Japan 2018において、ジャパンパビリオンブースに出展参加します。
また、(一社)日本舶用工業会 開催の「ショートプレゼンテーションコーナー」に参加し、ボルカノは、「LNG燃料船のBOG処理」と題したプレゼンテーションを実施します。
ボルカノは長年のガス燃焼、重油等のオイル燃焼において積重ねた技術力をもとに、舶用分野においてはガスと重油を混焼できる「オイル/ガス コンビネーションバーナ SFFGII」をLNG(液化天然ガス)運搬船の主ボイラ用として36年以上にわたって搭載してきた実績があります。
これら経験に基づいたLNG燃料船向けの製品として、2016年には 「BOG処理装置(Boil Off Gas Combustion Unit) MECS-GCU(メックス ジーシーユー)」、「オイル/ガス コンビネーションバーナ Vignis-mini(ビグニスミニ)」を相次いで発売しました。これら製品は日本初のLNG(液化天然ガス)燃料船に搭載されたり、世界初のLNG燃料自動車運搬船、LNGバンカリング船に採用されたりするなど、お客様から高い評価をいただいています。
舶用分野でのLNG燃料利用拡大の動きの中で、ボルカノのガス燃焼、オイル/ガス混焼の分野での活躍に注目ください。
ボルカノの出展場所は、ジャパンパビリオン/Japan Pavilion内、JPN-185及びテーマゾーンです。プレゼンテーションのご聴講、ジャパンパビリオンブースへのご来場をお待ちしています。
◇展示会「Sea Japan 2018」ジャパンパビリオンブース
日程 2018年4月11日(水)~13日(金)
開催場所 東京ビッグサイト 東5・6ホール
主催 UBMジャパン株式会社
後援 国土交通省、
一般社団法人 日本船主協会、
日本内航海運組合総連合会、
一般社団法人 日本造船工業会、
一般社団法人 日本中小型造船工業会、
日本船舶輸出組合、
一般社団法人 日本海運集会所、
一般社団法人 日本舶用工業会、
日本貿易振興機構(ジェトロ)
URL https://www.seajapan.ne.jp/
◇ショートプレゼンテーションコーナー
日時 2018年4月11日(水) 13:00~16:00
2018年4月12日(木)~13日(金) 10:00~16:00
ボルカノによるプレゼンテーションは、4月12日(木)15:00(約20分間)を予定
開催場所 Sea Japan 2018会場内 ジャパンパビリオン
テーマゾーン ショートプレゼンテーションコーナー
◇ボルカノ展示概要
ジャパンパビリオンブース
1.LNG燃料船向け BOG処理装置 “MECS-GCU” レプリカ展示
2.LNG燃料船向け オイル/ガス コンビネーションバーナ “Vignis-mini” レプリカ展示
ジャパンパビリオンテーマゾーン
1.LNG燃料船向け BOG処理装置 “MECS-GCU” 製品パネル展示
プレスリリースもあわせてご覧ください。
※写真は、LNG燃料船向けBOG処理装置「MECS-GCU(メックスジーシーユー)」、LNG船向け主ボイラ用オイル/ガス コンビネーションバーナ「SFFGII(エスエフエフジーツー)」
LNG燃料船向けBOG処理装置
「MECS-GCU(メックスジーシーユー)」
LNG船向け主ボイラ用オイル/ガス
コンビネーションバーナ
「SFFGII(エスエフエフジーツー)」
2018年3月14日(水)~16日(金) シンガポールにて開催される展示会「Asia Pacific Maritime 2018」において、日本パビリオンブースに出展参加(カタログ出展)します。
また、(一社)日本舶用工業会 開催の「舶用工業セミナー」に参加し、ボルカノは、「LNG燃料対応などのボルカノ環境対応技術」と題したプレゼンテーションを実施します。
◇展示会「Asia Pacific Maritime 2018」日本パビリオンブース
Asia Pacific Maritime 2018 http://www.apmaritime.com/
日程 2018年3月14日(水)~16日(金)
開催場所 シンガポール マリーナベイサンズ
サンズ エキスポアンドコンベンションセンター
Sands Expo and Convention Centre
日本パビリオン概要
1.出展者面積:264m2(ブース番号 B-M02)
2.出品者数:12社 ボルカノは、カタログスタンド展示
◇(一社)日本舶用工業会 「舶用工業セミナー」
Japan Ship Machinery & Equipment Seminar
- Energy saving・Environment・After – sales service-
http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/2018/singapore/
日時: 2018年3月14日(水) 13:00~18:00
ボルカノによるプレゼンテーションは
15:45(約15分間)を予定
開催場所 シンガポール マリーナベイサンズ
サンズ エキスポアンドコンベンションセンター
1階 ホールC 「マリタイムフォーラム」
※英語表記は
MARINA BAY SANDS, SANDS EXPO & CONVENTION CENTER,
LEVEL1 HALL C MARITIME FORUM( RED DECK )
住所 10 Bayfront Avenue, Singapore 018956
シンガポールはじめアジアの造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのセミナーのご聴講と、展示会 日本パビリオンブースへのご来場をお待ちしております。
セミナーについては、下記URLよりご出席登録をお願いします。
出席登録 URLリンク(英語ページ): http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/2018/singapore/
プレスリリースもあわせてご覧ください。
2018年2月22日 フィリピン マニラにて開催される、(一社)日本海事協会と(一社)日本舶用工業会の共催による「フィリピン-日本 ビジネスマッチングフォーラム」に参加します。
ボルカノは、「LNG燃料対応などのボルカノ環境対応技術」と題したプレゼンテーションを実施します。
フィリピンの造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご聴講をお待ちしております。
PHILIPPINES-JAPAN BUSINESS MATCHING FORUM
(Maritime Industry)
日時: 2018年2月22日 13:00~19:00
ボルカノによるプレゼンテーションは15:55(約15分間)を予定
場所 フィリピン共和国 マニラ
ダイアモンド ホテル フィリピン
※英語表記はDiamond Hotel Philippines
Roxas Boulevard, Corner Dr.J.Quintos Street,
Manila, 1000 Metro Manila, Philippines
下記URLよりご出席登録をお願いします。
出席登録 URLリンク(英語ページ):http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/2018/philippines/
プレスリリースもあわせてご覧ください。
新日本海フェリー株式会社様カーフェリー「らべんだあ/あざれあ」がこのたび就航されましたので、お祝い申し上げます。
「らべんだあ」は2017年3月就航、「あざれあ」は2017年6月就航、新潟-小樽間を結ぶ最新鋭カーフェリーです。
旅客定員:600名 全長:197.5m
総トン数: 14,125トン
航海速力:25ノット
車両積載台数:トラック/150台・乗用車/22台
「らべんだあ/あざれあ」には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X(※1)を搭載いただいています。
新日本海フェリー株式会社様 URL http://www.snf.jp/
※1 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを増湿蒸発方式(低温増湿)によって効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、増湿蒸発方式によりビルジ処理水を全く船外へ排出しない完全クローズドシステムにより環境負荷削減にも貢献いたします。
カーフェリー「らべんだあ/あざれあ」
2017年7月26日タイにて、2017年7月28日ミャンマーにて、それぞれ開催の日本舶用工業会「舶用工業セミナー」に参加します。
ボルカノは、「きれいな海を守るための廃油処理提案、新燃料への対応」と題したプレゼンテーションを実施します。
タイ及びミャンマーの、そして両地に駐在されている造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご聴講をお待ちしております。
【タイ会場】
THAILAND-JAPAN BUSINESS MATCHING FORUM
(Maritime Industry)
日時: 2017年7月26日 13:00~19:00
ボルカノによるプレゼンテーション: 16:20(約10分間)
場所 タイ王国 バンコク
ザ オークラ プレステジ バンコク 3階「ボールルーム」
※英語表記はThe Okura Prestige Bangkok, Ballroom, 3rd Floor
Park Ventures Ecoplex, 57 Wireless Road,
Lumpini, Pathumwan, Bangkok 10330 Thailand
【ミャンマー会場】
MYANMAR-JAPAN BUSINESS MATCHING FORUM
(Maritime Industry)
日時: 2017年7月28日 13:00~19:00
ボルカノによるプレゼンテーション: 16:10(約10分間)
場所 ミャンマー連邦共和国 ヤンゴン
パークロイヤルヤンゴン 1階「グランドボールルーム」
※英語表記はParkroyal Yangon, Yadanar Grand Ballroom
33 Alan Pya Phaya Road, Dagon Township,
Yangon 11191 Myamar
下記URLよりご出席登録をお願いします
出席登録 URLリンク(英語ページ):
タイ セミナー :http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/2017/thailand/
ミャンマー セミナー :http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/2017/myanmar/
プレスリリースもあわせてご覧ください。
2017年5月30日(火)~6月2日(金) にノルウェー、リレストロムで開催されるノルシッピング2017へ出展いたします。
日本パビリオン出展場所は、B02-08 ブースです。ご来場をお待ちしています。
プレスリリースもあわせてご覧ください。
BOG処理装置 MECS-GCU
2017年4月25日(火)~27日(木) シンガポール マリーナベイサンズで開催される、「Sea Asia(シー アジア) 2017」 日本パビリオンブースに出展参加します。
日本パビリオン出展場所は、B2-S01 & B2-T01 ブースです。ご来場をお待ちしています
プレスリリースもあわせてご覧ください。
オイル/ガスコンビネーションバーナ
本体
オイル/ガスコンビネーションバーナ
ガスバルブユニット
2017年4月26日 シンガポールにて開催の日本舶用工業会「舶用工業セミナー」に参加します。
ボルカノは、「環境保護、省エネへの提案」と題して、ボルカノ製品を活用した船舶、海運の分野における課題解決についてのプレゼンテーションを実施します。
シンガポールはじめアジアの造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご聴講をお待ちしております。
日時: 2017年4月26日 13:15~19:00
ボルカノによるプレゼンテーション: 16:50 (約10分間)
場所:サンズ エキスポアンドコンベンションセンター
カンファレンスルーム3階 「アンサナ ルーム 3E & 3F」
Angsana Room 3E & 3F on 3rd floor Conference Room
in Sands Expo and Convention Centre
下記URLよりご出席登録をお願いします
出席登録 URLリンク(英語ページ):http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/singapore/
日本舶用工業会 セミナー案内(英語ページ):http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/singapore/Seminarfor%20Invitation%20_final_.pdf
プレスリリースもあわせてご覧ください。
2017年4月4日(火)~7日(金) 幕張メッセで開催される、「Gastech(ガステック) Japan 2017」 日本舶用工業会コーナーに出展します。
ボルカノ参画の日本舶用工業会(JSMEA)出展場所は、ホール6内、5405ブース、入口から入って最も奥側です。ご来場をお待ちしています。
プレスリリースもあわせてご覧ください。
川崎重工業株式会社様が建造された世界初となるLNG燃料の自動車運搬船が南通中遠川崎船舶工程有限公司(NACKS)様で竣工し、引き渡されました。
このLNG燃料自動車運搬船には、ボルカノ 油/ガス混焼バーナ※1 Vignis-mini (ビグニス ミニ)を搭載いただいています。
また、2番船(2016年11月29日竣工、引き渡し)にもVignis-miniを搭載いただいております。
LNG燃料船は環境規制への対応として大きく注目されており、今後、数多くの就航が期待されています。
※1 「油/ガス混焼バーナ」
LNG(液化天然ガス)燃料船において、燃料タンク内で気化したガス(ボイルオフガス Boil Off Gas)やバンカリング時に発生する気化ガスをボイラ燃料として安全に燃焼することのできるバーナです。
LNG燃料船では、ボイルオフガス(BOG)を主機関及び発電機で使用しきれない場合、燃焼させたり、再液化したりといった方法でボイルオフガスを処理する必要があります。
Vignis-mini 本体
ガスバルブユニット
2016年11月17日 台北にて開催の日本舶用工業会「日本舶用工業協会検討会in台湾」に参加します。
ボルカノは、「環境、省エネ、ボルカノ」と題して、ボルカノ製品を活用した船舶、海運の分野における課題解決についてのプレゼンテーションを実施します。
台湾の造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご聴講をお待ちしております。
日時: 2016年11月17日 14:00~20:00
ボルカノによるプレゼンテーション: 16:30ごろ "A"ルームにて(予定)
場所:台北アンバサダーホテル(台北国賓大飯店)
下記URLよりご出席登録をお願いします。
http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/taiwan/
2016年9月6日(火)~9日(金) ドイツ ハンブルグ Hamburg Exhibition Centre and Congress Centrumで開催される、SMM ハンブルク 2016に出展します。
ボルカノの出展場所は、B7ホール ジャパンパビリオン/Japan Pavilion 内、619.16ブースです。ご来場をお待ちしています。
出展内容については、プレスリリースをご覧ください。
日本船舶海洋工学会シップオブザイヤー2015大賞※1に阪九フェリー株式会社様カーフェリー「いずみ/ひびき」※2が選定されました。阪九フェリー株式会社様カーフェリー「いずみ/ひびき」(三菱重工業株式会社様にて建造)には、ボルカノ 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X※3を搭載いただいています。
「いずみ/ひびき」の栄えある大賞受賞をお喜び申し上げます。
※1 公益社団法人日本船舶海洋工学会 シップ・オブ・ザ・イヤー
毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞されています。
※2 カーフェリー「いずみ/ひびき」新門司~泉大津(大阪)航路に就航した瀬戸内航路最大級の貨物輸送能力を有するカーフェリー。大型化し車両搭載能力を大幅に増強する一方、最先端の省エネ技術を数多く導入して20%以上の省エネを達成した。静粛性が高く充実した居住空間を備え、モーダルシフトの担い手として環境負荷低減や地域経済の発展への貢献が期待される。(公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」受賞作品紹介より引用)(https://www.jasnaoe.or.jp/commendation/soy_2015.html)
※3 廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
船舶から発生する廃油・ビルジを増湿蒸発方式(低温増湿)によって効率的に濃縮する装置で、廃油・ビルジ処理作業にかかる手間や陸揚げ費用を削減でき、省力化に貢献します。
また、増湿蒸発方式によりビルジ処理水を全く船外へ排出しない完全クローズドシステムにより環境負荷削減にも貢献いたします。
カーフェリー「いずみ/ひびき」
廃油・ビルジ濃縮装置 ビルコン-X
日本船舶海洋工学会「シップオブザイヤー2015」技術特別賞※1に日本郵船株式会社様日本初のLNG燃料船である曳船「魁 (SAKIGAKE)」※2(京浜ドック株式会社様にて建造)が選定されました。
「魁 (SAKIGAKE)」には、ボルカノ BOG処理装置※3 MECS-GCU (メックス ジーシーユー)を搭載いただいています。
「魁 (SAKIGAKE)」の栄えある技術特別賞受賞をお喜び申し上げます。
※1 公益社団法人日本船舶海洋工学会「シップ・オブ・ザ・イヤー」
毎年日本で建造された話題の船舶の中から、技術的・芸術的・社会的に優れた船を選考して授賞されています。
※2 LNG燃料タグボート 「魁」(さきがけ)
日本初のLNG 燃料船「魁」は、Dual Fuelエンジンを搭載し、LNG 燃料使用時には重油使用時と比較しCO2 排出量を約30%、NOx 排出量を約80%、SOx 排出量を100%削減することができる環境負荷低減船である。A重油も使用して運航コストを抑制し、船型や堪航性は従来船通りを確保する実用に耐える仕様を実現した。多くの日本メーカー、関係機関の協業により実現した新技術が高く評価された。
(公益社団法人 日本船舶海洋工学会 技術賞特別受賞作品紹介から引用)
http://www.nyk.com/release/3560/004044.html
※3 「BOG処理装置」
LNG(液化天然ガス)燃料船において、燃料タンク内で気化したガス(ボイルオフガス Boil Off Gas)やバンカリング時に発生する気化ガスを安全に燃焼し、処理する装置です。LNG燃料船では、ボイルオフガス(BOG)を燃料として使用しきれない場合、燃焼させたり、再液化したりといった方法でボイルオフガスを処理する必要があります。
LNG燃料タグボート 「魁」(さきがけ)
BOG処理装置 MECS-GCU
「製品に関するお知らせ」に減速航行へのご提案「補助ボイラ用バーナのメンテナンス方法見直し」及び「減速航行用推奨予備品
MJIIバーナ用
VJPバーナ用
VJバーナ用 」を追加しました。
2016年7月27日 インドネシア ジャカルタにて開催の日本舶用工業会「第2回舶用工業セミナー」に参加します。
ボルカノは、「環境保護、省エネへの提案」と題して、ボルカノ製品を活用した船舶、海運の分野における課題解決についてのプレゼンテーションを実施します。
インドネシアの造船/舶用工業関係者、海運業界のみなさまのご聴講をお待ちしております。
日時: 2016年7月27日 10:30AM~17:00PM
ボルカノによるプレゼンテーション: 13:30PM
場所:インターコンチネンタルホテル ジャカルタ ミッドプラザ
下記URLよりご出席登録をお願いします
URLリンク(英語ページ):http://www.jsmea.or.jp/en/seminar/indonesia/
平成28年5月、大阪市産業経済振興への多年にわたる功績が認められ、弊社社長 沖原正章が大阪市長より経済功労者として、表彰されました。
LNG(液化天然ガス)燃料船向け オイル/ガス コンビネーションバーナ 「Vignis-mini」を開発し、このたび、発売しました。
「Vignis-mini」は、今後大きく期待されているLNG燃料船向けに、蒸発量1t/h~3t/h規模のボイラに対応した製品です。
<製品名「Vignis-mini」について>
Vignisは、商標ボルカノの頭文字Vとラテン語ignis(炎)を組合せた造語(登録商標)です。
Vignisシリーズには、Vignis-mini(ボイラ蒸発量1~3t/hに対応、今回2016年4月発売)、Vignis(ボイラ蒸発量4~10t/hに対応、2014年4月発売)、の2つのタイプがあります
詳細については、プレスリリース、カタログをご覧ください。
バーナ本体
ガスバルブユニット
2016年4月13日(水)~15日(金) 東京ビッグサイト 東5・6ホールで開催される、SEA JAPAN 2016に出展します。
ボルカノの出展場所は、ジャパンパビリオン/Japan Pavilion 内、JPN-24ブースです。ご来場をお待ちしています。
詳細については、プレスリリースおよびSEA JAPANのページをご覧ください。
LNG燃料船向けBOG処理装置(Boil Off Gas Combustion Unit) "MECS-GCU"を開発し、このたび、発売しました。
「MECS」とは、Marine Evolutional Combustion System(革新的な舶用燃焼システムの意) の略で、BOG処理装置(Boil Off Gas Combustion Unit)を意味する「GCU」を組合せ、名称を「MECS-GCU」としました。
詳細については、プレスリリース、カタログをご覧ください。
2015年11月開催の「中国国際工業博覧会」JETROブース内に出展。
今後ますます市場の拡大が見込まれる 中国・環境市場に期待。
焼却炉の型式承認証書について、問合せを多くいただいており、下記、説明いたします。
【2000年以前に製造の焼却炉】
2000年以前に製造の焼却炉には、型式承認証書はありません。
メーカの製造証明を発行することで対応しています。
ご希望の方は、問合せメールに「製造証明発行希望」の旨記入いただき、お知らせくださいますようお願い申し上げます。
日本舶用工業会発行 Offshoreカタログ(英語)に、ボルカノ製品が掲載されました。
また、日本舶用工業会 Offshore Webサイト(英語)にも同内容が掲載されています。
URL:http://www.jsmea.or.jp/offshore/index.html
掲載ボルカノ製品:
Gas / Oil Combination Burners For Main boilers(Type SFFG Ⅱ)&
Gas /Oil Combination Burners For Auxiliary boilers(Type SFUGX “Vignis”)
Shipboard Incinerator Type VIM/VIRM with IMO type approval certificate and CE marking
Homogenizer HCR type
Bilge Concentrator "Bilcon-X"
2015年3月 独立行政法人海技教育機構 海技大学校殿 実習用ボイラに全自動油圧比例制御式バーナ MJⅡ-90Mが採用されました。
ボルカノは、海技大学校殿が提供されている「新人教育」「資格教育」「実務教育・訓練」、「水先教育」といった、多岐にわたる教育・訓練に敬意を表し、この実習用ボイラ搭載バーナが優秀な人材育成に寄与できることを願っております。
今後拡大が見込まれますLNG燃料船に対応可能な補助ボイラ用バーナ“Vignis”(SFUGXシリーズ)を新たにラインナップに加え4月から発売します。
オイル・ガス各専焼だけではなく、混焼も可能で経済的な運転ができます。
4月9日から11日迄、東京ビッグサイトにて開催されるSEA JAPAN 2014にて展示いたします。是非ご来場ください。
“Vignis”についてはここをクリックしてください。
2013年9月、弊社のお得意様であるA社様向に、工場内で発生する水素を燃料としたバーナを納入し、 試運転、引き渡しまでを完了致しました。
本バーナは、低圧力で供給される水素100%を燃料としたもので、既に使用されていた産業用ボイラ(水管式)の油バーナをボルカノ水素バーナに換装いただいたものです。
今後も我々ボルカノは、環境負荷低減への挑戦をテーマの一つとして取り組んでまいります。
2013年2月 日本財団の「素晴らしい日本を次世代に」をテー マとした社会貢献活動のパートナー企業として、寄付型自販機『夢の貯金箱』を本社および三田工場に設置。
これらの自動販売機で購入した飲料1本につき10円が自動的に日本財団に寄付され『社会貢献活動』に活用されることになりました。
VOLCANOは、今後も社会貢献活動に協力して参ります。
詳細は、日本財団ホームページをご覧ください。
受賞にあたって
この度平成24年「海の日」にあたり、海事功労者として国土交通大臣表彰の栄に浴しました事、誠にありがたく、身に余る光栄でございます。
これも偏に社団法人日本舶用工業会を初め、近畿舶用工業会他、関連業界の皆様、そして弊社製品をご愛顧頂いておりますお客様のご指導、ご支援の賜と、心より感謝申し上げる次第でございます。
弊社ボルカノ株式会社は1928年の創業以来80有余年、燃焼エンジニアリング一筋に陸舶用各種バーナ、陸舶用各種廃液廃ガス処理装置等を一貫して納入して参りました。
今回の受賞を機により一層の技術研鑽に取組み、微力ながら社会のお役に立てるよう鋭意努力して参る所存でございますので、今後とも変わらぬご指導、ご鞭撻を賜りますよう宜しくお願い申し上げます。
今回の東北地方太平洋沖地震とそれに伴う大津波により亡くなられた方々のご冥福をお祈り申し上げます共に、被災された方々に心よりお見舞い申し上げます。
弊社は国難とも言える壊滅的な被害による被災者の救援と被災地復興に少しでもお役にたてるよう、義援金の拠出を下記の様に決定し、実行に移します。
①日本赤十字社・・・・・・100万円
②日本財団・・・・・・・・・・10万円
③近畿舶用工業会・・・・10万円
上記以外にも社員による有志の義援金も行っています。
2011年3月
ボルカノ株式会社
詳しくはこちらをご覧ください。
本船は、国内建造LNG船としては最大(タンク容積15万4,900m3)となるメンブレン方式のLNG船で、 今治造船グループの新しい技術が結集された記念すべき第一船。
本船の推進機関であるスチームタービン/ボイラプラント(カワサキプラントシステムズ製)へ、”ボルカノ SFFGⅡ-405型オイル&ガスコンビネー ションバーナ”が搭載され、推進と安全航行に一役を担っています。
メンブレンタンク式LNG船
”Trinity Arrow”
SFFGⅡ-405型
オイル&ガスコンビネーションバーナ
創立80周年を迎え、弊社社長へのインタビュー記事が2008年10月25日発行のCOMPASS11月号に 掲載されました。
創立80周年を迎え、弊社社長へのインタビュー記事が2008年9月17日付け132275号の海事プレスに 掲載されました。
皆さまとともに80年、そしてこれからも
ボルカノ株式会社
代表取締役社長 沖原 正章
弊社は1928年(昭和3年)、当社創業者である沖原弁治が国産初の低圧空気噴霧式重油バーナを開発、「大阪重油炉製作所」として個人創業し、1943年に「株式会社 大阪重油炉製作所」と改組設立、1963年、現在の「ボルカノ株式会社」に社名変更し 本年 2008年(平成20年)9月3日をもって、創立80周年を迎えさせて頂く事が出来ました。
これも偏に永年に亘るお得意様各位のご支援、ご高配、ご鞭撻の賜であると、衷心より厚く御礼申し上げます。
また、歴代ボルカノ従業員の英知と勇気と努力に対して敬意と感謝の意を表します。
顧みますと燃焼装置/熱分解プラント一筋に80年、戦前戦後の近代産業の勃興期を経て我が国の工業の近代化と公害防止、また物流としての海運造船業の発展、そしてエネルギー資源の有効利用や環境負荷の低い循環型社会構築の一端を担って参りました。
2000年代後半に入り、人口増加に伴う食料不足やエネルギー資源の逼迫と地球環境保全等の課題を背景に、燃焼関連分野では特に高効率、省エネルギー、低環境負荷、そしてリサイクルの4つのバランスが取れた高度な製品と充実したテクニカルクライアントサービスが望まれています。
私達ボルカノ株式会社はこの期待に応えるべく、創業100年に向け、クリーンテックとして新技術開発に積極的に取り組み、燃焼エンジニアリングメーカとして新しい時代への飛躍を期す、誠に意義ある80周年であることを胸に刻み、常に時代を呼吸する新たな挑戦をして行きたいと 思っております。
今後とも倍旧のご支援、ご鞭撻を賜りますよう心よりお願い申し上げます。
日本とブラジルを結ぶ世界最大級の鉄鉱石船”BRASIL MARU”(三井造船建造)がシップ・オブ・ザ・イヤー2007を受賞しました。
積貨重量32万トンは、日本国内ではこれまで建造実績のない大型鉄鉱石船で、日本ーブラジル間をシャトル運航することにより、粗鋼生産の需要に応え年間輸送量の増加を実現しました。
本船には、”ボルカノ MJ22-180型 FULLY AUTOMATIC OIL BURNER”が搭載され、本船の熱エネルギー供給と安全航行に一役を担っています。
世界最大級の鉄鉱石船”BRASIL MARU”
ボルカノ MJ22-180型
FULLY AUTOMATIC OIL BURNER
国内で建造されたメンブレンタンク方式LNG船としては、最大級の154,900m3の積載能力をもつLNG船が、今治造船/幸陽船渠で建造され、08年春に竣工、引き渡しされる予定です。
本船の推進主機関であるスチームタービン/ボイラプラント(カワサキプラントシステム製)へ弊社のSFFGTR型ガス/オイルコンビネーションバーナが搭載され、航行中の推進と安全航行に一役を担います。
メンブレンタンク式LNG船
”Trinity Arrow”
ガス/オイルコンビネーションバーナ
本装置はスガイ化学工業(株)福井事業所殿の医薬品原料増産に合わせて納入したもので、この新型装置には廃熱回収による廃液濃縮装置と、白煙防止装置を具備しております。
このことにより、処理コストが従来比で約半分となり、大幅な経費削減とCO2排出量削減に寄与するもので、地球環境保全にも貢献しています。
(処理能力=40ton/D)
本船は、LNGタンクへのペイント(ジミー大西作品)が注目を集め、多くの新聞やテレビで採り上げられたLNGタンカー”LNG DREAM”(145,000m3型LNG運搬船)で、川崎造船が建造して2006年9月に大阪ガスに引き渡され、現在西豪州から日本へのLNG輸送を行っています。
本船の推進主機関であるスチームタービン/ボイラプラント(カワサキプラントシステムズ製)へボルカノ SFFGTR型ガス/オイルコンビネーションバーナが搭載され、推進と安全航行に一役を担っています。
LNG DREAM
ガス/オイルコンビネーションバーナ
最大燃焼量13A都市ガス2,050m3/h or 油2,000kg/hの炉を新設した。
1928年(昭和3年)9月、当社創業者沖原弁治が国産初の低圧空気噴霧式重油バーナを開発し、当社前身である大阪重油炉製作所を起こして以来、私達「ボルカノ株式会社」は陸上各種産業界および海運造船業界に於いて燃焼技術とその関連エンジニアリングをコアとした「熱供給型燃焼機器・システム」、「焼却・濃縮等の熱分解型環境保全プラント」、およびその「テクニカル・クライアント・サービス(TCS)」を幅広く提供する事を通して、近代産業の勃興期を経て我が国の工業の近代化、また物流としての海運造船業界の発展、そして高効率・省エネルギー・リサイクルを目指した環境負荷の低い快適で豊かな循環型社会構築の一端を担って参りました。
これも偏にお客様を初め多くの皆様方の暖かいご支援、ご愛顧の賜と心より感謝申し上げます。
21世紀に入り、燃焼関連分野では特に効率と省エネルギー、且つ低環境負荷の3つのバランスが取れた高度な製品と充実したサービスが望まれています。
この期待に応えるべく創業80年そして100年に向け、私達ボルカノ株式会社は新技術開発に積極的に取り組み、これからも日々研鑽と努力を続け、あらゆる熱の最適利用を実現する未来社会の創造を目指しています。
今後ともより一層のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます。
代表取締役社長 沖原 正章
国内都市部の環境規制強化にそなえ、大阪ガス殿と共同開発中であった次世代型超低NOxガスバーナ「FX-G シリーズ」の開発に成功し、販売を開始した。
特徴としてバーナ独自で国内最高レベルのNOx値=30ppm以下の実現と、10:1の高ターンダウン比を実現した。
超低NOx値実現により環境規制強化に対応すると同時に、10:1のターンダウン比実現によるボイラ制御性の向上で、ボイラ効率アップと燃費改善につながります。
「VOLCANO」の意味はご存じの通り、英語の「火山」。
また、volcanic、volcanicallyといった形容詞、副詞へと活用されると「激しい」や「猛烈に」などの意味となります。
実はこの言葉、ローマ神話の「ヴルカン」(VULCUN)という火の神の名前に関係しています。
ヴルカンが宿る島と古くから言われるのが、有名なシチリア島の北東沖、エオリア諸島にあるヴルカーノ島であり、イタリア語では火山のことを「ヴルカーノ」(VULCANO)といいます。
これが英語の「ヴォルケイノ」(VOLCANO)の語源となりました。
「ボルカノ」とはもともと、1928年に初代会長が国産初の低圧重油バーナを開発した時の製品登録商標で、これが社名にもなっています。
正確な英語の発音とは異なっているのは、命名の際、初代会長が英語の綴りをローマ字読みしたからではないかということです。